オトシンクルスはコケ取り生体ではありません。
アクアショップやペットショップに行くと、コケ取りに効果的としてアピールし販売されている生体が必ずいると思います。
その中でもオトシンクルス、サイアミーズフライングフォックス、ヤマトヌマエビが三種の神器ですかね。
ですがオトシンクルスははっきり言ってコケ取り生体としては役立たずなので、それ目的では絶対に買わないことをオススメします。
なぜかというと、オトシンは基本的に茶ゴケしか食べないからです。
他の緑ゴケなどはほぼ食べないと思って間違いないです。
そして茶ゴケというのは調子の良い水槽には現れません。
立ち上げ初期であれば水草が成長し水槽が安定するにつれ消えていきますし、立ち上げてしばらくしてから発生したのであれば根本的に水質を改善する必要があります。
そういう訳でオトシンはコケ退治には不要な生体なのです。
またオトシンは他の一般的な熱帯魚やエビに比べて飼育難易度は高めです。
初心者の方で、コケに悩まされ対策として購入したオトシンも死んでしまいコケも減らず、アクアリウムに対するモチベーションが下がるということも往々にしてあり得ます。
ちなみにサイアミーズフライングフォックスも60cm以下の水槽のコケ取り生体としては個人的にオススメしません。
最終的にめちゃくちゃ大きくなるからです。
オトシンにしろサイアミーズにしろ、その魚が好きで飼うのであれば何も問題ありませんが、上にあげた3種の神器は大事に飼えば全て10年以上生きます。
単なるコケ取り生体として導入するのが躊躇われるほどの長寿であることは頭に入れておいたほうがいいでしょう。