オトシンマンのブログ

ほぼオトシン専門で飼育しているアクアリストがオトシンについて書くブログです。

オトシンを上手に飼うために大事なたった1つのこと。

よくある釣り記事みたいなタイトルですが、書いてある内容自体は真実です。


オトシンを水槽に導入してみたものの、長生きさせられず、いつの間にか死んでしまっていたという経験をした人は多いと思います。


オトシンを長期にわたって健康に飼育するたった1つの方法(必ずしも1つではない)、それは単独飼育(単種飼育)です。


おそらく99%くらいのオトシン飼育者の方は混泳水槽にタンクメイトとしてオトシンを入れていると思います。


ですがそれは非常に難易度の高いことをしているという自覚が必要です。


個人的経験から言うとオトシン水槽を立ち上げた瞬間に難易度が一気に下がったことを体感しました。


オトシンの死因として1番よく言われているのは餓死だと思います。


オトシンを入れるとコケが十分にない場合は痩せて死んでしまうので早い段階で餌付けしておくことが大事だというものです。


これは大体あっていると思います。


正確に言うと、餓死というよりも、栄養を十分に接種できないことによって体力が低下し、些細な環境の変化でダメージを受けやすくなっているのだと思います。


またオトシンはコケだけでなく水槽内にいる動物性の微生物を食べています。


そしてそれは他の魚やエビも同様で、彼らはオトシンにとって競争相手になります。


オトシンの飼育数の目安として、よく60cm水槽に2、3匹程度というようなことが言われますが、普段の餌の量、オトシン以外の魚やエビの数、水槽内にいる微生物の多さによって前提条件はガラリと変わりますので、場合によってはオトシン1匹でも維持できないということはよくあることだと思います。


そこで人工飼料に餌付けしようとなるわけですが、これは混泳水槽だとなかなか簡単ではありません。


元来オトシンは非常に臆病で慎重ですので、単独飼育していても餌投入からしばらく経って食べ始めるのが普通です。


まして混泳水槽だと、たいてい他の魚やエビが真っ先に群がってきますが、全部が全部のオトシンがそこに割り込んで来れる強心臓の持ち主ではありません。


稀に何も恐れず餌にがっつくオトシンもいますが、完全に個体差であり餌付かない個体は経験上永遠に餌付きません。


これらの問題を解決するのが冒頭の単独(単種)飼育というわけです。


・・・とは言っても、なるほど分かりましたとオトシン専用水槽を立ち上げることは現実的に難しい人がほとんどだと思います。


ですので混泳水槽でなるべくオトシンを長生きさせられる方法を次の記事で紹介しようと思います。


ですがあくまでなるべくレベルの話なので、混泳水槽はオトシンにとって最適な環境にはなりづらいということは頭の片隅に置いておいて頂けると幸いです。

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